治療家のための海馬の機能について

From:高松 英嗣

どうも。

過ごしやすい季節になってきましたね。

桜が満開です。

天気も良いですね。

桜の樹の下で、お酒を片手に隙間だらけの会話が風情を感じさせますね。

さて、、、

今回も海馬の機能についてです。

前回は海馬の機能についてお話ししました。

今回は海馬内部のそれぞれの機能についてです。

海馬には嗅内皮質(側頭葉の一部とも言われている)や歯状回、アンモン角(CA1.CA2.CA3)、海馬台など細かく分かれています。

そして、これらは独自の機能があります。

嗅内皮質:

外界から受け取ったあらゆる情報を受け取り、海馬内へ送り込む。

海馬へ情報を入れるための門番だと思ってください。

アルツハイマー型認知症では早期に嗅内皮質が機能低下を起こします。

嗅内皮質が機能低下を起こせば、外界からの情報が記憶を司る海馬へ入力できなくなります。

そのため、新しいことが記憶されないのです。

歯状回、アンモン角(CA3、CA2、CA1):

曖昧な情報を明確にコード化し、鮮明な記憶情報を形成する。

嗅内皮質から受け取った情報は大雑把で、余計なものも含まれています。

それを綺麗な情報としてコード化させるのが、歯状回とアンモン角の機能です。

例えると、ゴミの中から再利用できる物を探すために、ゴミ全部をベルトコンベアー上に置き、そこから無駄なゴミを払いのけて、再利用できるゴミだけにするようなものです。

情報が脳の中である程度はっきりした形で記憶されているのは歯状回、アンモン角の働きによるものです。

しかし、これらは非常に不安定な細胞なのに加え、情報は数限りなく入ってきます。なので、コード化した情報がごちゃごちゃになったり、前後を勘違いしてしまうこともあります。