top of page

認知症を改善させるには脳の勉強を

高松 英嗣

From:高松 英嗣

●認知症について詳しくなるためには、認知症の勉強をすること。

●認知症を改善させるためには、脳の勉強をすること。

この違いはわかりますか?

デイケアに勤めているあなた。

目の前にいる認知症の利用者が言うことを聞いてくれない。

すぐに立ち上がってウロウロするし、どーしよう?。

スタッフが相手できない時は落ちついて座っていて欲しい。

どーしよう?

そんな勉強熱心なあなたは、認知症関連の本を見たり、

認知症関連ワードを検索すると思います。

認知症の症状や病態、型などを調べるうちにウロウロする原因が「不安な状態だから」「早く家に帰りたいから」

かもしれないと考えます。

次の日、ウロウロする利用者が落ち着くであろう言葉を掛けます。

「何か心配事はありますか?あれば、僕も協力します」

「もうすぐしたらお家に帰れますよ」

また、あなたは家族さんに相談して、利用者が自宅で使っているクッションやコップを持ってきてもらい、少しでも自宅と似た環境作りをするでしょう。

あなたの患者さんに対する思いや行動力、情熱は素晴らしいです。

そんな勉強熱心なあなただから、あえて私は厳しく言わせてもらいます。

あなたは認知症の知識がついただけで、その利用者さんが落ち着いて、デイケアで過ごせるようにはなりません。

知識をつけることは素晴らしいです。しかし、それだけではテレビに出ている何の説得力もないコメンテーターと同じです。

本当に利用者がウロウロするのを止めさせるには、脳の勉強もしてください。

どーして脳なの?

認知症の本はあくまで、認知症の症状や経過が書いているだけです。

症状を知ったところで、あなたはすでに分かっているし。。。

脳について勉強すると、

不安になるのは脳のこの箇所が関係している。

脳のこの箇所が上手に動いていないから、不安になるんだ。

とわかります。

そうすると、あとはその脳の箇所を活性させればいいだけです。

ちなみに、不安でウロウロしている認知症利用者のほとんどが、

眼窩前頭前野と外側前頭前野機能が低下しています。

なので、眼窩前頭前野と外側前頭前野が活性するようにアプローチすればウロウロすることはかなり減ってきます。

なので、脳の勉強をすると勝手に原因箇所が導かれます。

認知症の症状を改善させるなら、認知症の勉強以上に脳の勉強をしてください。

目の前にいる認知症の利用者の症状を改善させたい方はこちら

ご家族で、認知症の症状を改善して欲しい方や症状の原因が知りたい方はこちら。

【ブログのポイント】

認知症予防

認知症改善

日本認知症リハビリテーション協会


特集記事
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page