徘徊の真実
怖いことに免許の更新センターで殺人事件の
情報提供を、求める張り紙がたくさん貼ってありました。
一家殺人事件の犯人の情報提供で、
報奨金2000万円(上限)などすごく怖い事件が、
何枚も張り出されてる。ビックリしたのは合間、
合間に「この人探してます!」って写真付きで、
おじいちゃん72歳、1月25日に天王寺駅に行ったまま、
帰って来ないと。
横の張り紙は、おばあちゃん82歳、
2月3日にスーパーに行ったまま、帰って来ないと。
それぞれ名前・身長や身なりを載せて、
家族さんが情報提供を求めている見たい。
何人も張り紙がしてある。
その家族さんには申し訳ないが、もう命はありません。
なぜなら、行方不明になって、
当日発見されたら生存率82.5%、
翌日発見で生存率63.8%、
3~4日発見で生存率21.4%、
5日目以降の発見は生存率0%と統計的な数字で出てるのです。
これは、2013年度中に行方不明者届が出された
認知症が疑われる1万322人のうち
776人(死亡した388人を含む)の家族に調査票を郵送したものです。
返ってきた中の全項目が記載されていた204人分を分析したデータです。
ただ、免許の更新に
行っただけなのに心が痛む張り紙を見た日でした。