脳梗塞と認知症の違い
From:高松 英嗣
震災の影響が少しづつ減ってきていますね。。。
私は、阪神淡路大震災を経験しているので、意外と冷静で入られました。
でも、建物が軋む音は怖いですね。
日本に住んでいる限り、地震は切り離せませんので、、、。
さて、、、
脳梗塞による認知症状と
アルツハイマー病による認知症状の違いって何?
そんなことを聴かれました。
確かに、「物の使い方がわからない」という症状が脳梗塞の方も認知症の方も認められることは多いです。
では、何が違うかを一つひとつお話ししますね。
1つ
脳梗塞:機能低下の範囲がはっきりしている。
認知症:機能低下がまばらで、大まか。
脳梗塞は詰まっている血管の先の脳細胞が機能低下します。
そのため、機能低下する脳の箇所がはっきりします。
一方、認知症は脳細胞から機能低下するので、範囲はまばらです。、
2つ
脳梗塞:自然と症状は改善していく傾向にある。
認知症:自然に症状は改善しない。
脳梗塞の場合、機能低下している箇所の隣の細胞が同じような働きをしてくれます。
例えると、A細胞が機能低下を起こしても、隣のB細胞やC細胞がA細胞と同じ働きをします。
なので、細胞自体は治っていないでしが、症状は改善します。
認知症の場合、全体的に機能低下を起こしているので、代わりを担う細胞がありません。
A細胞もB細胞もC細胞も機能低下を起こしているようなものです。
なので、しっかち治療しないと症状は改善しません。
これら二つの違いを比べると、脳梗塞の治療の方が簡単そうに見えますが、脳梗塞の方が時間が掛かります。
認知症は機能低下を起こしている箇所を特定し、症状や日常生活の状態、身体状態、食生活を評価し、適切な治療を行えば、必ず改善します。
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