認知症の家族がいない、治療者へ。
From:高松 英嗣(日本認知症リハビリテーション協会)
治療院より
質問
「認知症の家族がいないんで、家族さんの気持ちが分からないんですが、、、」
答え
「あなたが当事者としての経験がなくても、患者さんの家族さんの気持ちはわかるようになりますよ」
実は僕も当事者になった経験はないんですよ。
小学生の頃、同居していたおばあちゃんは認知症だったそうです。
でも、認知症の症状を観ていると楽しくて、とても愉快なおばあちゃんはだなぁ~くらいにしか思っていませんでした。
そんなに大変な思いをしてなかったり、当事者になった事がなくても家族さんの気持ちに共感できます。
どーして?
↓
少し、訓練が必要ですが、、、
PS.
ご家族が認知症でお悩みの方は、こちらのLINE@に登録してください。
ご家族向けの役立つ情報を配信しています。
↓
https://line.me/R/ti/p/%40lhq1353n
※登録は無料です
【文書】
以前のセミナーで、こんな質問がありました。
「僕は認知症の家族はいないんです。認知症の家族がいる人の方が治療する時、家族に共感できますよね。」
その時の僕の答えは、、、
「そんな事ないよ」
確かに、認知症を改善しようと思ったきっかけが「家族が認知症」という方は多いです。
しかし実は、僕はそうじゃないんです。
僕はおばあちゃんは認知症だったんですけど、すごく困ったことや辛かったこと、介護で苦労したことはなかったんです。
どちらかというと、面白いおばあちゃんという印象でした。
包丁を持って家をウロウロしたり、僕の部屋で着替え始めたり、バスを片手で止めようとしたりなど、、、
なので、僕も当事者になった経験がないんですよ。。。
でも、僕は家族さんや患者さんに共感できます。
その理由は、悲しみや辛さ、不便さ、歯がゆさなどの感情は僕だって経験したことあるからです。
認知症の方は、なんでも面倒くさくさくなったりしますが、僕だって面倒くさく思うこともあります。
家族さんは何度も同じことを言う事があるでしょうが、僕も人に対して何度も同じことを言う事もあります。
内容は異なっても、生活で感じる感情は同じなのです。
そう考えると、辛さや苛立ちも理解でき、共感できます。
まあ、日常から感情を意識的に感じ、考える事ですね。
そうなれば、家族に認知症の人がいなくても、家族さんに共感することできますよ。
協会公式ライン@で
患者さんへの治療動画を公開しています。
↓
https://line.me/R/ti/p/%40bbx0376d
【ブログのポイント】
認知症予防
認知症改善
日本認知症リハビリテーション協会